【最重要】転職活動で、まず一番にするべきこと〈転職の軸〉の設定
今日の記事は、
転職を考えている人全員
に向けた記事です。
転職を検討し始めたら、
- 絶対に
- 必ず
- 全員が
- 例外なく
した方が良いこと。
それが、「転職の軸」作りです。
以前の記事で、「転職の軸」が大切というお話はしたと思いますが、
「じゃあ、具体的にどうやって軸を作ればいいの?」
というお話をしていなかったと思いますので、改めてお伝えしますね😊
1.「転職の軸」とは何なのか

「転職の軸」とは、その名の通りですが、自分の中での
転職に関する一本の筋道を作ることです。
「転職の軸」を確立するための重要な要素は、次の4点です。
- 自分自身の人生を見つめ直す
- 自分で決断する
- 原因自分論で考える
- 変化する覚悟を持つ
①自分自身の人生を見つめ直す
転職は人生を左右する大きなイベントなので、人生について深く考える機会になります。
- 自分の人生の、大きな目的は何なのか
- 何が、自分にとっての幸せなのか
- 今足りないことは何なのか
- 求めていることは、転職をしなければ叶わないのか
- 自分が本当にやりたいことは何か
転職をすると決める前に、こういった人生について、深く考える時間を設けることをお勧めします。
②自分で決断する
人生は、決断の連続とよく言われます。
転職は、正に決断の嵐です。
自分の人生、自分の仕事に関わることなので、決断できるのは自分自身しかいません。
あなたの転職を決めるのは、
- 配偶者でも
- 親でも
- 上司でも
- 同僚でも
- もちろん転職エージェントでも
ありません。
自分自身です。
そんなの、当たり前じゃん!
と思われるかもしれませんが、意外と
自分自身の転職を、自分で決断できない人は、いるんです。
「この決断は、本当に自分のために、自分で決めたことなのか?」
自問自答してくださいね。
③原因自分論で考える
決断をするのが自分なので、
- 良い求人が見つからなくても
- 満足いく結果にならなくても
- 納得できないことがあっても
全ての原因は自分にあります。
ネガティブなことがあったとしても、
- 会社のせい
- 家族のせい
- 転職エージェントのせい
にはできません。
全ての決断は、自分自身がしていることなので、誰のせいにもできませんし、誰かを責めても何も変わりません。
原因自分論
これは、豊かな人生を送る上で、とても重要なことです。
(ぽめろんの人生の師匠の1人、両学長から学びました)
④変化する覚悟を持つ
転職すると決断したら、色んなことへの変化に対する覚悟が必要です。
- 仕事の進め方
- 人間関係
- 会社の風土や文化
- 収入
- 休日
- 勤務地
挙げだしたらキリがないほど、多くのものがガラッと変化します。
人間は、現状維持バイアスがかかり、大きな変化を嫌う生き物なので、
「良い変化」であっても、「悪い変化」であっても、
ストレスを感じるそうです。
転職は、現状維持バイアスに大きく逆らうので、それだけストレスも大きくなるということは理解しておきましょう。
2.「転職の軸」は、どうやって決めていくのか

では、具体的な「転職の軸」の決め方についてお伝えします。
転職の軸の決め方3ステップ
- 転職の目的を明確にする
- 転職で得るもの、捨てるものを明確にすること
- 自分の条件に優先順位を付けること
①転職の目的を明確にする
今の仕事に何も不満や不安がなければ、転職は考えませんよね。
人が転職を考えるには、それ相応の理由があるはずです。
ここがわからないという人はあまりいないかもしれませんが、転職の理由が抽象的になっている人は注意が必要です。
転職の理由 転職の目的 今の会社では、昇給が見込めない 頑張った分評価される会社に転職する 転勤が多く、落ち着いて子育てができない 両親のサポートが受けられるよう、地元にUターンする 長時間労働、休日出勤が続き、長く働くビジョンが見えない バランスが取れる働き方が実現できる会社に転職する
もちろん、実際には転職理由も転職の目的も、上記の表のように1つの項目だけではなく、もっと複雑で複合的になります。
実際に転職を考えている人で、こうやって転職の理由と目的を書きだして、可視化している人は少ないのではないでしょうか?
**「書き出して可視化すること」**で、転職の目的が明確になりますので、おすすめの方法です。
転職で得るもの、捨てるものを明確にする
転職で、自分の望みを全て叶えることは絶対にできません。
全ての望みが叶うことに越したことはないんですけどね。
「完璧な人」がいないのと同じように、「完璧な会社」は存在しないからです。
転職だけではないですが、何かを得たら何かを捨てないといけないというのは世の常です。
転職で得るもの 転職で捨てないといけないもの 新しい業界に1からチャレンジ ワークライフバランス 地元にUターン 東京の会社で得ていた高い年収 業績の良い成長企業への転職 今までの良好な人間関係や確立されたポジション
もちろん、転職で「得るもの」の価値が、「捨てるもの」の価値よりも自分にとって大きくないと、転職をする意味はあまりありません。
でも、どんな転職でも、必ず「捨てないといけないもの」は出てきます。
この、「捨てないといけないもの」を、**本当に捨てられるのか?**ここがポイントになります。
捨てられるものが何もない人は、転職は難しいかもしれません。
自分の条件に優先順位を付ける
欲望に優先順位を付けよ
バビロンの大富豪より
名著、バビロンの大富豪に書かれていることですね。
転職で「得るもの」「捨てるもの」を明確にできたら、色々な条件に優先順位を付けていきます。
大枠の希望を決めてから、詳細の条件を詰めていく感じです。
①最優先 ②次に重視 ③その次に重視 仕事内容 年収 評価体制 勤務地(転勤なし) 仕事内容 年収 成長環境 今伸びている業界 仕事内容
こんな感じで、自分にとって優先度の高い条件・事柄から、優先度の低い条件・事柄を並べていきます。
優先度は、同列になってもOKですが、最優先が3つも4つもあると、非現実的な希望になってしまいますので、最優先は多くて2つに絞りましょう。
- 給料が超高くて
- 仕事が楽で
- 成長できて
- 自由度が高くて
- 転勤がなくて
- 休みもたくさん取れて
- 業界が成長していて
- 人間関係も最高
こんな会社は実際には存在しません。
ないものはないので、諦めてください(笑)
こうやって、
- 転職目的の明確化
- 得るもの、捨てるものの明確化
- 優先順位の明確化
をしていけば、「転職の軸」が確立していきます。
頭の中で描くだけではなくて、紙やPC、スマホなどを使って可視化すると良いですね。
3.「転職の軸」がないまま転職すると、どうなるのか

最後に、「転職の軸」がないまま転職した人の末路についてお話ししていきます。
「転職の軸」をしっかりと確立して、納得感のある転職ができた人は、実は多くはありません。
「軸」なんてなくても、転職すること自体はできるんです。
でも、「軸」がないまま転職した人の多くは、転職後に後悔しています。
つまり、転職後にあまりうまくいっていない、ということです。
- 給料を上げるために転職をしたけど、自分の仕事が世の中の役に立っている実感が全然ない
- 転勤を避けるために地元企業に入社したけど、自分の経験が全く活かせないのでやりがいがない
- 成長を求めてベンチャー企業に入社したけど、会社の制度や働く環境が未整備すぎて、自分には合わない。
- とにかくUターン転職をしたくて、最初に内定を貰ったところに入社したけど、社風が古風過ぎて価値観が全く合わない
などなど、こういう例は他にもたくさんあります。
もちろん、「軸」を持った上で転職しても、必ずしもみんな、100%転職に成功するとは限りません。
でも、「軸あり転職」と「軸なし転職」では、転職後の満足度に天と地ほどの差があるのも事実です。
まとめ

いかがだったでしょうか?
転職を成功させるためには、転職の軸が非常に重要だということがおわかりいただけたかと思います。
「大転職時代」と呼ばれる今の時代、転職は当たり前になっています。
当たり前になっているから、転職を「気軽に」してしまう人が増えているような気がします。
でも、ちょっと冷静になって考えてみれば、
自分の人生を左右することなのに、そんなに「気軽に」行って良いことな訳がありません。
- みんながやっているから
- 転職するのが当たり前の時代だから
- 何となく、この業界に行ってみたいから
- なんか、今の会社はイヤだから
こういう安易な考えで、軸なし転職をしてしまうと、今よりも更に辛い人生になる可能性だってあります。
転職活動の前に、
- 自分の人生と真剣に向き合うこと
- 自分がどうなりたいのかを言語化すること
- 転職でどうしても譲れないこと・譲っても良いことを明確にすること
こういう、一見地味で時間がかかる、面倒くさいことが、実は最も重要なんですよね。
みなさんの、「転職の軸」はどんなものですか?